債務整理や自己破産の体験談。これを読んで借金地獄に落ちないようにしてください。

他人は鏡

かなり以前のことですが、家族が数か所の金融機関に借金があった時期があります。
無人機で借りられる複数の消費者金融、デパートのクレジットカードの借り入れ機能、奨学金を同時に抱えていましたが、
突然目が覚めたように「解決しなければならない」と気づくまでは
ほとんど危機感はなかったそうです。

当時世間に広く言われ始めていたグレーゾーン金利の情報を頼りに弁護士に依頼し、
そこでやっとこちらにも報告が来ました。
私もどれかの借金の連絡先にされており、
弁護士に依頼した件で迷惑をかけることはないとは思うけど…とのことで、
借金のことも保証人のこともこの時知りました。

借金をするに至った理由が本人もあいまいで、
解決しようと思った時にはもう覚えていなかったそうです。

無人機で借りていくうちに心理的なハードルは下がり、
そこそこ返済していくうちにより多く借りられるようになりました。
もっと借りられるんだからなかったら借りようと次第に思うようになり、
深く考えずに借金を繰り返すようになったそうです。

それでも解決しようと目が覚めたのは、奨学金が返せなくなったからなのだそうです。
奨学金の連帯保証人は家族ではなく親戚だったため、
万一そちらに迷惑をかけることがあってはならないと思った時、
この借金全体が非常にまずい問題だとやっと気づけたということでした。
自分ではもう判断がつかなくなっている状況の中、
他人の存在がなかったらと思うとうそ寒い感じがし、安堵もしました。

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