私は借金が嫌いでこれまで消費者金融も利用したことなく、父親が亡くなったときにかなりの借金があったことに驚いたのです。父は一人親方で建設業をやっていて私は
仕事を継がずに会社に勤めていたので、父が借金していたことも知らなかったのです。亡くなったときに父の遺留品を整理していると借用書が出てきて初めて知ったのです。借入先は主に銀行で幸い悪質な闇金には手を出していなかったので最悪の状態は免れたのです。しかし合計で1000万近い借金があり、安月給の私にはとても返せる額ではなかったのです。ただ親の借金を子供が払う義務があるのかという疑問があったので、市役所で法律の無料相談会に出かけて聞きに言ったのです。すると人の好さそうな弁護士さんが出てきて色々と説明してくれたのです。つまり相続というのは財産だけでなく、借金も承継するので自動的に支払う義務があると言うのです。しかし相続放棄という手
続きをすることで借金を支払う義務は免れるということです。そこで私は相続放棄の手続きを行うことにしたのですが、正式に弁護士さんを雇うお金がなかったので書店で法
律書を買ってきて、相続放棄のやり方を勉強して家庭裁判所で手続きすることにしたのです。ただ私には妹がいて私が相続放棄すると今度は妹に支払い義務が発生するので、
妹も同時にに放棄する手続きを行ったのです。家庭裁判所へ行くと係の人が出てきて丁寧に書類の書き方を説明してくれて、相続放棄の手続きは無事に終わったのです。これで借金の支払い義務から解放されたのです。