債務整理や自己破産の体験談。これを読んで借金地獄に落ちないようにしてください。

会社の同僚へ婚約指輪の資金を貸した件について

以前、私は会社に親しい同僚がいました。私たちは定期的に食事に行ったり、週末にアクティビティを楽しんだりして、仕事以外の時間を共有していました。また、同僚の彼女も含めて飲みに行ったりしていました。そして、その同僚が素晴らしいニュースを持ち込んできました。彼は彼女と結婚することを決めたのです。

同僚から直接話を聞きたいという要望を受け、私は彼に会いました。その際、彼は婚約指輪の資金が不足しており、10万円を借りてもいいかと頼んできました。私自身もその時期は経済的に余裕がなかったのですが、同僚との友情や彼らの幸せを考え、断ることができませんでした。そのため、躊躇しながらも、10万円を貸すことに同意し、後日、現金を渡しました。ただし、返済計画や契約書については具体的に話し合うことはありませんでした。

結果、半年くらいして結婚したのですが、結婚式は素晴らしいもので、私もその特別な瞬間を共有することができました。しかし、結婚後、数ヶ月が経過しても同僚からの返済が滞っていることに気付きました。お金のことで人間関係が悪化するのを避けたいと思い、慎重になりましたが、最終的には同僚にいつお金を返してくれるのかを尋ねることに決めました。その時、同僚は引っ越しや他の経済的な負担があるため、現在は返済が難しい状況にあると説明しました。結婚を口実に断られたのです。私はその場ではそれ以上問い詰めることはしませんでした。再度の返済計画の話し合いは先送りしました。

その後、私はなかなか返済の話題を取り上げることができず、時間だけが過ぎていきました。結局、お金を貸してから約1年が経ち、同僚は突然転職すると言ってきました。驚きましたが、理由を尋ねると、奥さんが妊娠し、将来の子供を養うために給料の高い職場へ転職する必要があるとのことでした。この時点で同僚に対しての不信感は募り、10万円の返済はあきらめることとしました。

この出来事の後、私たちの交流は自然消滅しました。10万円の借り入れという金銭的な問題が生じたことは残念でした。お金を借りた際に彼に返済の意思があったかも今ではわかりません。しかし、親しい間柄でも金銭の貸し借りはしてはいけないという教訓を身をもって理解できたので、今後の人生には役立ちました。

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